Rが明日の学校の準備をしていた。
明日の時間割は、国語、理科、総合、算数、国語。そのうち教科書の準備が必要なのを、Rはリズミカルに「こく、り、さん」と繰り返しながら、ランドセルに入れていた。
R「こく、り、さん。こく、り、さん。」
僕「"こっくりさん"みたいだね。」
R「こっくりさんって?」
僕「お化けだよ。」
R「聞かなきゃ良かった!」
(数分後)
R「私、ためしてがってんの『がってんがってん』ていうの、言わないことにする。」
僕「何を藪から棒に。」
R「『がってん』と『こっくり』って似てるんだもん。」
(寝る前)
R「こっくりさん、怖い。」
僕「こっくりさんって、お化けだけど見えないから大丈夫だよ。」
R「……ますます怖くなった……。」
僕「詳しい話しは大人になってからしてあげるよ。」
R「しなくていい!」