Reading, Writing And Arithmetic

44歳男性。娘(R)は大学4年。

Rが高校を卒業した

3月にRは高校を卒業した。

まだ新型コロナウィルスの騒ぎが穏やかだったため、卒業式への保護者参加・保護者の謝恩会が前々日まで普通に実施の予定だったが、突然そのどちらも中止となったため呆気ないフィナーレとなった、のはあくまでも僕からの視点からで、Rは後輩たちから祝福されての卒業式にならなかったことを寂しく思っているようだった。

 

Rが中学生になった頃から、僕は自分の家族とそれ以外の人たちとの時間軸にズレが生じているような気がしていた。僕はRを育児する生活をしながら「やっとRは中二かー」「やっとRは高校生かー」と感じる時間軸と、「え?義弟の娘はもう小学生になったの!?」と感じる時間軸が同じとは思えなかった。

 

これはRの育児に手間取ったという話ではなく、自分が「誰かの人生の時間」を同じ体験として共有できるのは、やっぱり家族しかいなくて、その意味で「家族」なのだと思う、ということだ。Rと家内には感謝している。

 

今年はいつもの桜の季節とは違う。東北の人間としては、この雰囲気は「あの時」以来のことだ。そんな時に、Rは県内の大学に進学し一人暮らしが始まった。僕は東京転勤となって一人暮らしが始まった。家内も結果的に残されて一人暮らしが始まった。

これからも長く、各々が幸せな日々を送ることを望む。

 

(なお、今後も更新すると思います。)

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